AI導入

RAG・独自AI開発はデジタル化・AI導入補助金2026の対象?費用別に解説

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完成済み・一般販売済みの登録製品部分は対象候補です。一方、独自画面、個別API、スクラッチ開発は対象にしにくいため、見積と契約を分けます。「RAG構築一式」ではなく、登録ソフト、連携、設定、研修、個別開発、データ整理ごとに判断してください。

結論:登録製品部分と個別開発部分を分ける

構成要素

方向性

確認事項

登録AI・検索ソフト利用料

対象候補

ITツール番号、業務プロセス、価格

登録クラウド利用料

対象候補

登録期間内。通常枠は最大2年分

登録されたデータ連携

対象候補

オプションとしての登録範囲

初期設定・AI初期学習

登録役務なら候補

作業内容と登録価格

操作研修・保守

登録ツールに直接関係すれば候補

対象期間と内容

独自UI・API・ワークフロー

対象にしにくい

個社専用開発として分離

文書の新規作成・大量入力

対象にしにくい

通常業務代行ではないか

通常枠の公式ページでは、ソフトウェアを必須とし、登録された機能拡張、データ連携、導入設定、研修、保守を対象候補として示しています。

RAGの登録製品部分と個別開発部分を分けた補助対象判断
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公式ITツール検索で確認できたこと

2026年8月3日に公式ITツール検索を、ITツール名称の部分一致、1回100件、先頭から取得という条件で実査しました。

検索語

該当件数

解釈

RAG

6件

STORAGE等、文字列の一部が一致した製品を含む

AI検索

0件

この検索語では該当なし

生成AI

26件

RAG以外の製品も含む

RAG:6件、AI検索:0件でした。ただし、RAGの6件を「登録RAG製品6件」とは数えられません。公式検索は部分一致のため、製品の機能を個別に確認する必要があります。

製品名を推測で紹介せず、候補のITツール番号、説明、業務プロセス、販売事業者、連携オプションを確認します。検索画面は移行登録を順次更新中で、オプション・役務を一覧に含めないとも注意しています。

RAGとは:社内情報を検索して回答に使う仕組み

RAGは、社内文書やデータベースを検索し、取得した情報を生成AIへ渡して回答を作る仕組みです。ChatGPTのライセンス配布だけでは扱いにくい社内規程、FAQ、案件資料等を参照できます。

精度はモデルだけでなく、元データ、検索、権限、出典、評価、更新運用で決まります。補助金の対象判断でも、製品名ではなく構成要素を分ける必要があります。

導入方式別の対象可否

既製RAG・AI検索サービス

完成済み・一般販売済みで、2026年度の登録ITツールなら対象候補です。対象プラン、利用人数、データソース、業務プロセス、販売事業者を確認します。

既製AIチャットボット

登録製品本体は候補になり得ます。FAQ設定、Webサイトへの設置、独自デザインは別費用として登録範囲を確認します。

既製製品と個別連携の組み合わせ

登録製品本体は候補でも、独自画面、個別API、評価ダッシュボードは対象にしにくい方向です。対象候補と自己負担を契約書・見積書でも分けます。

ゼロからの独自AI開発

未完成の製品や特定企業専用のスクラッチ開発は対象にしにくい方向です。補助金へ合わせて必要機能を削るのではなく、補助金を使わない開発も比較します。

既製ツールと独自開発の境界

たとえば、登録AI検索サービスへGoogle Driveを接続し、部署別権限を設定する構成を考えます。登録済みの連携・設定は候補でも、独自案件画面、履歴DB、評価画面の新規開発は分離します。

「軽微な設定」と「個別開発」は名称だけで決まりません。登録された価格表・機能説明と、実際の成果物を照合します。

ここでいうAI初期学習は、対象製品へFAQや既存データを登録し、初期状態を整える設定作業です。基盤モデルの再学習を意味しません。登録役務に含まれるかを確認します。

契約と成果物も分ける

見積だけを分けても、契約書で一式になっていると対象範囲を説明しにくくなります。登録製品の利用契約、登録された連携・設定、個別開発、データ整備について、成果物と検収条件を対応させます。

既製製品側は、ITツール番号、利用期間、アカウント数、標準機能、登録オプションを示します。個別開発側は、画面、API、ワークフロー、評価機能等の成果物を示し、登録製品の価格へ混ぜません。

データ整備も、既存データの移行と、新しい文書の作成・通常業務代行を区別します。費目名を「初期設定」へ変えるだけでは対象候補にならず、実際の作業内容と登録役務の一致が必要です。

保守・活用支援は、対象製品、期間、対応内容を明記します。独自開発した機能の保守を登録製品の保守と同じものとして扱わないようにします。

不明な項目は対象と決めず、支援事業者へ確認する項目として残します。

320万円の費用分解例

次は制度上の標準価格やCREARIの確定見積ではありません。費用を分けて検討するための架空例です。

費用項目

金額例

方向性

登録AI検索ソフト

60万円

ITツール番号と登録価格を確認

データ連携ツール

40万円

登録オプションなら候補

初期設定

30万円

登録役務なら候補

AI初期学習

20万円

登録範囲を確認

操作研修

20万円

対象ソフトの研修か確認

独自UI開発

80万円

個別開発として分離

独自API開発

40万円

個別開発として分離

データ整理

30万円

通常業務代行でないか確認

合計

320万円

全額対象とは限らない

RAG導入費320万円を登録ツール・設定・個別開発へ分けた架空例
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自社の見積も、製品名だけでなく成果物と契約単位まで分けると確認しやすくなります。

自社の費用を登録ツール・設定・個別開発に分けて整理する

検討例1:問い合わせ対応RAG

問い合わせ対応では、過去情報を探す時間と回答案を作る時間を導入前に測ります。情報がメール、チャット、クラウドストレージへ分散している場合は、生成AIライセンス、既製AI検索、複数データを接続するRAG、業務システムへの組み込みを比較します。

確認項目は、最新版だけを参照できるか、出典を表示できるか、部署別権限を守れるか、誤回答を評価できるかです。本稿では特定顧客の公開許可を確認できない数値を掲載せず、一般化した検討例としています。

問い合わせ対応で既製AI検索からRAGへ段階導入する検討例
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検討例2:多拠点の業務ナレッジ基盤

多拠点企業では、本部問い合わせ、研修、営業・店舗資料等のナレッジが属人化することがあります。すべてを一度に取り込まず、利用頻度が高く、正解を定義できる業務から検証します。

最初にFAQ、次に研修資料、その後に履歴データや数値分析を扱う流れです。これは導入実績や成果保証ではなく、個社を特定しない一般化した設計例です。

RAG品質とPoCで確認すること

領域

PoCで確認すること

データ

重複・旧版・更新・権限を扱えるか

検索

必要な根拠を漏らさず取得できるか

回答

出典が正しく、回答不能を表現できるか

評価

代表質問と正解データで比較できるか

運用

誤回答の修正責任と更新手順があるか

代表質問への回答率だけでなく、検索漏れ、根拠の正しさ、情報漏えい、現場での採用可否を確認します。PoC費用は、未完成の個別開発であれば補助対象にしにくい方向です。

PoCの範囲を固定する

PoCを始める前に、対象業務、利用者、データソース、代表質問、評価者、終了条件を決めます。「精度が高い」という曖昧な評価ではなく、必要な根拠を取得できるか、誤った根拠を使わないか、回答できない質問で無理に答えないかを確認します。

データは、全社文書を一度に入れず、更新責任者と閲覧権限が分かる範囲から始めます。古い版、重複、表、画像、アクセス権をどう扱うかも記録します。

評価結果は、質問、期待する根拠、取得した文書、生成回答、評価理由を対応させます。モデルや検索設定を変えた後も、同じ評価セットで比較できるようにします。

本番移行の判断では、回答品質だけでなく、更新運用、監査ログ、障害時の代替手順、利用者教育、月額運用費を確認します。PoCで不足が見つかった場合は、既製製品の設定で補えるか、個別開発が必要かを再度分けます。

実務で使えるRAGのデータ・検索・回答・評価・運用
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補助金を待つか、PoCを先に行うか

進め方

メリット

注意点

交付決定後に開始

対象範囲を整理しやすい

検証開始が遅れる

小規模PoCを先行

効果・精度・要件が分かる

自己負担になりやすい

既製RAGを先に試す

短期間で利用感を確認

独自要件が残る場合がある

独自開発を進める

固有業務へ合わせやすい

費用・期間・不確実性が大きい

改善の緊急性、登録製品の適合度、データ準備、独自要件、申請負担で判断します。交付決定前に始める作業と、申請する契約を混同しないようにします。

RAG導入で既製ツール・PoC・独自開発を判断する流れ
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CREARIのRAG・AIデータ基盤支援

CREARIは補助金申請代行や採択保証を行いません。業務課題、データソース、既製製品、PoC、データ連携、検索、権限、評価、業務システムへの組み込み、運用・研修を設計します。

補助金を待つ案、登録製品部分だけ申請する案、自己負担でPoC・独自開発を進める案を比較します。未確認の支援件数や平均期間は、本記事に掲載していません。

RAG・独自AI開発の進め方を相談する

よくある質問

Q

RAG構築一式を申請できますか

A

一式ではなく、登録ソフト、連携、設定、研修、個別開発、データ整理に分けます。

Q

Google DriveやSlackとの連携費は対象ですか

A

登録された連携ツールや導入設定なら候補です。個別API開発は対象にしにくい方向です。

Q

社内文書の整理費用は対象ですか

A

登録された既存データ移行なら確認余地があります。新規文書作成や通常業務代行は対象にしにくい方向です。

Q

PoC費用は対象ですか

A

PoCという名称では決まりません。登録ツール導入か、未完成の個別開発かを分けて確認します。

関連記事・執筆者・出典・更新履歴

執筆者:祖父江 聡士。補助金専門家による個別監修は行っていません。

一次情報:ITツール検索通常枠ITツール登録申請通常枠公募要領。いずれも2026年8月3日に確認しました。

更新履歴:2026年8月3日、検索条件と結果を追記し、導入方式、320万円の費用例、検討例、PoC、CTA、FAQを再構成しました。